藤原元命


人物説明(ウィキより転載)

藤原魚名の末流で十世紀中後期の受領階級に属した藤原元命です。

元命は詳しい官歴や事績も不明ですが、五位止まりの多い受領としては従四位下と高い位階に昇っており、地方で財力を築いて中央の高官に取り入る
と云うような受領としての才覚には恵まれていた人物だったのでは無いでしょうか。

ただし、平安時代の人物としては有名人に属する部類だと思われます。

さて、家系ですが、元命の父母共に有名人の子孫と云えると思いますが、どちらも五位に転落していた家系です。
※父系は異説もあり、佐高─経臣─元命とする場合も有ります。この場合は花山院の側近として活躍した藤原惟成の叔父と云うことになります。
母系の嵯峨源氏も栄えたのは二世・三世源氏までで、外祖父の源致は従五位下周防守止まりでした。

訴えられた国司として有名な元命ですが、たいした罪には問われなかったようで彼の子孫も受領階級に属する下級公家として数代続いています。それ
以降の子孫はおそらく地方に土着したのでしょう。中央では続きませんでした。

2008/03/06/上梓

藤原高房 ・・・藤原北家魚名流
藤原智泉
藤原氏 ・・・藤原北家真夏流
藤原佐高
紀道成 ・・・紀氏
紀氏
藤原国風
藤原国隣
藤原元命
嵯峨天皇 ・・・皇族(嵯峨天皇)
源弘
上毛野氏 ・・・上毛野氏
源昭
源致
嵯峨源氏


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